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何事においても、有事に備えた訓練は必要不可欠です。有名なものでは「避難訓練」があります。マンションなどにおいても必要なものですが、効率よく行えているでしょうか?
マンションにおいては、有事に備えた「避難訓練」が必要不可欠です。避難経路の確認や有事の際の役割分担とその実務など、「備えあれば憂いなし」を実行するためには日頃からきちんと訓練を行っておく必要があります。
しかし、マンションの避難訓練は学校や職場のそれと異なり、みんな「私服」で参加しています。マンションの住民なのですから、当たり前と言えば当たり前です。しかし、私服のままだと弊害もあるのです。
集合・分担など、役割ごとに集まらなければならない場合などに、全員の服装が異なっていると不都合があります。いざという時だけでなく、訓練の時にもグダグダの避難訓練となる可能性が高いです。これでは、効率よく避難訓練を行えるはずがありません。
かと言って、避難訓練のためだけに制服を用意するのも馬鹿げています。避難訓練を効率よく効果的に行うために、何か目印になるようなものを用意しておく必要があります。
作成のポイントとしては、役割ごとに色分けをして視認しやすくすることです。そうすることで、指揮をする人が一目で相手の役割を把握できますし、同じ役割の人同士が確認しやすいです。
その際、可能な限り目立つ色が好ましいです。例えば、3つの役割があるとして、赤・橙・ピンクなんて似通った色を選択してしまうと、遠目では色の違いが把握しにくいです。そのため、遠くからでも視認しやすい明るい色であり、かつお互いに似ていない色を選択する必要があります。例えば、赤・黄色・緑といったように、色を誤認しにくく、かつ遠目でも色の違いを把握しやすい色であれば避難訓練を効率良く行うことができます。
文字の印字については、所属している団体名や建物名(マンション名など)と、担当する役割名を記載します。役割については色だけでも識別できなくはありませんが、そうなると色ごとの役割を記憶するか、もしくは判別するための内容を記載した紙を持っておく必要が出てきます。そのため、ビブスに役割名を印字しておくことが必要になります。色と文字で、しっかりとビブス着用者の役割を視認することができます。
ただし、注意したいのは「きちんと役割を決めておく」ことです。もし、新たに避難訓練のための団体や集まりを結成するにあたり、担当する役割をしっかりと決めておかず、後になって役割名を変更しなければならなくなった時に不都合が生じます。そのため、役割名を変更しなくても良いレベルまで話し合いをして、しっかりと決めておかなければなりません。どうしても後になって役割名を変更するかもしれないと事前に分かっている場合には、ビブスに「差し込みポケット」を取り付けると良いでしょう。これなら、役割名は紙に記載してポケットに差し込むことで表記することができ、後で変更する際には中の紙を差し替えるだけで簡単に変更することができます。
組み分けをはっきりとしておくことで、住民同士の会話も増える可能性があります。その中には、防犯に関する情報もやり取りされるでしょうから、より高い防災・防犯効果が望めます。